子育て

おうち学習で「自己決定力」を重視すべき理由

休校期間中のおうち学習、皆さんはどうされていますか?!我が家は、『スマイルゼミ』(ジャストシステム)を6歳+4歳それぞれに用意して、1日に20〜30分程度の学習時間を”なんとか”確保しております。

でも、子供たちがスマイルゼミの中で一番ハマっているのは、「デジタルお絵かき」。1日に2時間くらいスマイルゼミをいじっていますが、使用内訳のほとんどのは「デジタルお絵かき」です。(学習が身に付いているのか不明・・)

ま、今はこれでいっか。

私が「ま、今はこれでいいか!」と思えるようになったのは、先日参加したオンライン対談イベント「#学びを止めるな」(byオリジナル子育て主催)のなかで、「自己決定力」ということについて考える機会があったからです。

今日は、その「自己決定力」について書いてみたいと思います。

「勉強」ってつまり何?を定義してみる

勉強しなさい〜!!

と言うときの「勉強」って、つまり何でしょうか?!無意識に自分が持っているイメージを言語化してみます。

勉強

=いわゆる「国語」「算数」「図形」などの『教科学習』と呼ばれる中に入るもの。

私たちはきっと、こんな感じの定義の”色メガネ“をかけて子供たちがしている行動を見ていていますよね。

はい、じゃあ今から30分、お勉強タイムにしまーす

と言ったのに、塗り絵をしていたりすると

おいおい、今はお勉強タイムでしょっ!

とか思っちゃうわけです。

「塗り絵」をお勉強に入れる?入れない? >上記の定義が自分の中にあると、「塗り絵」をお勉強に入れることは、なかなかできないですよね。

とはいえ、やりたくないのに無理やり「勉強」をやらせることに、私はすっごく抵抗があるんですよね・・

ドリルなども用意しているのですが、それには全く手をつけない子供達を、モヤモヤしながらしばらく様子を静観しておりました。

学校と同じことを家でやらせようとするのは危険!

そして。先日の#学びを止めるなのオンライン対談で、アクティブラーニングで有名な小金井市前原小学校の蓑手章吾先生と、ハイブリッドスクーリングで有名な松浦真さんの対談を聞き、「親が勉強を教えようとするのは危険!」だと知りました。

親は「子供に勉強を教える」には向いていない

イベントで松浦さんがおっしゃっていたのは、

親が子供に勉強を教えようとすることほど、親子関係を悪化させるものはない

ということ。

この言葉、めっちゃしっくりくる!!

わかる〜!!!と頷く方も多いかと思います。

分からない人に教えるのってすっごく大変なことです。親は「勉強を教えるプロ」ではないので、自分が知っていることだから、、と安易に「勉強を教えること」に手をだすと、怪我しますよ。。(^^;

自分が教えたことを、子供がスポンジが水を吸い込むように理解してくれるなら問題ないかもしれませんが、子供がつまづいた時に、なぜか「何で分からないんだっ!?」と怒ってきちゃうんですよね。

家族には「人間関係マジック」があります

自分の子供が教えたことを理解できないときに、なぜ親は怒っちゃうかと言うと、、

「親の教え方が悪い」&「自分の忍耐力がない」ではなく・・

「子供の理解力が悪い」と思ってしまうんでしょうね。

これが、「他人の子」だったらそこまで怒らないんです。「他人の子」に対しては、一定の対応が取れるはずなんですが、自分の子供や家族って良い意味でも悪い意味でも「遠慮がない」ので、ストレートに自分の感情をぶつけてしまいやすい相手です。

これは、子供の方もそうです。

「他人である先生」が言ったことはスッと摩擦なく入るのに、同じことを「家族である親」が言うと、なんか分からんけど反発心なのか何かが摩擦を起こし、スッと入らなくなるんですよね。

夫婦同士もそういうことありません??

(家族はインプットが入りにくい(となることがある)→まさに、これが家族の人間関係マジック!!!

そんな関係性にある「親子」が、自分(親)が分かるからといって、学校と同じように自分の子供に勉強を教えようとすれば、怪我をするのも当然かもしれません。

そっか・・親が勉強を教えようとしちゃダメなんだ。。でもこんなに休校期間が長期化してるし、自宅学習をどう捉えたら良いの??

とわ言え、好きなことを好きなようにやらせてると、だら〜〜〜っとNetflixやYoutubeを見続けてしまうことは間違いなしっ。

この膨大な「おうち時間」をどう過ごすべきか。

対談イベントで、蓑手先生と松浦さんがヒントをくださいました。

おうち学習は「自己決定力」の育成に集中せよ

そもそも論ですが、、

そもそも、「教科学習」をやらせることって、どんな意義があるんだろうか?

こう言う「当たり前」を問い直してみることは、とても大切です。

言語化しようとすると、案外難しかったりするんですよね。言語化できないことは、自分の中であまり重要じゃないことだったりすることもあります。

教科学習の意味を考える

私は先ほどの問いの答えを考えた時、いつか「コロナの治療薬を作る仕事をしたい」みたいにやりたいことが見つかって、よりアカデミック(=高度な教育)を受けたいと思った時に、ベーシックな知識がないと先に進めない・・ということになると、勿体無いから・・という答えが思い浮かびました。

ってことは。。

「やりたいことを見つける力」が身につく必要があります。

誰かから「これをとにかくやりなさい!!自分がやりたいかどうかは関係なく。」という与えられた学びとして教科学習をすることが、『やりたいことを見つける力』につながりますか?

この質問ってどうでしょう。

やりたくもないのにやらされる経験を積んだら・・・アカデミックな教育を受けるような年齢になる頃には、「勉強したくない」「早く勉強から解放されたい」と思って、大学入試で燃え尽きる〜・・・なんてことになりませんかね。

むしろ、やりたいことが見つかりにくくなるのでは?!

日本には「勉強しない大学生」が多いのは、そういうことなのか・・・

【やらされた勉強】という経験を積ませることには、ある一定のリスクがありそうですっ!!

学習習慣は身につくんじゃないの?

そうですね!

でも・・・それって、【与えられたことをやる習慣】になりませんか?

【与えられたことをやる習慣】≠【やりたいことを見つける力】だと思うので、やはり勉強習慣も、自発的に学びたいことを見つけて学ぶ習慣でないといけない気がします。

じゃあ、教科科目からやりたいことを選ばせてやらせたらいいんじゃないの?

確かに、それなら「自分で選んだ」という形を演出することができそうですよね。

しかしっ!!!もしかして、それは子供の立場からすると・・・

ピーマンか、小松菜か、セロリの中から、どれでも好きなものを選んで食べていいよ

と言われているようなものかもしれないっ!!と蓑手先生がおっしゃっていて、ハッとしました。

親がやらせたいこと(教科学習)は子供にとったら「どれも全体的に好きじゃないけど体には良いと耳タコで親に言われている野菜」かもしれないですよね。(^^;)

「好きなことをやらせる」のは「自己決定」の経験値を上げる

好きなものを見つける力を身につけさせたいなら、「この中からね」とせず、制限なしで「なんでも好きなことを選んで良いよ!」という経験を積むのが一番です。

制限なしに「なんでも好きなことやって良いよ」という時間は、学校教育の中ではなかなか実現することはできません!!

なぜなら、日本の義務教育は、文科省によって学習到達目標がバッチリ決まっているので、「なんでも好きなことやって良いよ」という時間の余裕がなかなかないからです。

この、「学校では実現できないこと」こそ、各家庭の時間でやらせるべきではないでしょうか。

今、休校中ですから、好きなことをやらせる時間は十分すぎるほど取れますよね!その時間が取れていれば、「まあ良し!!」ということです。

とは言え「目標設定」と「振り返り」はマスト!

好きなことをやらせていたら、一日中、youtubeを見ちゃいますけど・・

そう。。。現実にはそうなっちゃうんです。(+_+)

youtubeをダラダラ見ている状態って、「自己決定力を育成している」という状態にはなかなか繋がらないような気がするし、そういうダラダラした行動を見ていると、見ている方もうんざりしてきますよね〜。周りにも負の影響を与える。

そんな風に感じる場合、どうしたらいいのか?

蓑手先生曰く、「毎日、目標設定させて、振り返りをさせるといいと思います。今日は何を目指すんだ?を設定させて、やってみてどうだったんだ?を聞くんです。取り組むものはゲームでもなんでもいいけど、目標設定と振り返りをしていくと、何かしら成長していきますよ。」とのこと。

なるほど〜!!!それはナイスアイデア!!

早速、5分おきにでも「youtube見たい!」と言ってくる子供達に、

じゃ、youtubeを見るって、何のためにやるの?今日は見ることで何を目指す?

と聞いてみましたところ、、、、

。。。は?

となりまして。。(^^;なるよね、当然。

目的なくダラーっと動画を見ると、脳ミソが疲れて頭が痛くなったりイライラしたりするらしいから、目的がないんなら時間を決めて見ようね

ということで、『時間内視聴』に落ち着きました。笑

そして、1日の中の「お勉強時間」=「ママの仕事時間(に当てたい)」については、何でも好きなこと(ただし動画ダラーっと視聴以外)をして良いというルールにし、

さらに、「蓑手先生の生徒さんたちが、休校期間中の今、自宅で何をしてるか」のロールモデル、事例を見せたところ、

鬼滅の塗り絵がやりたい〜

ということで、一件落着!!楽しそうに取り組んでおります。

目標確認の思考習慣は親の方にも必要

という感じで、「おうち学習は自己決定力の育成に集中した方がいい」ということが、自分の中でしっくりきております。

何事もロジカルに整理をしていくことって大切ですね。

子育てを通じてロジカルシンキングを鍛えていくには、マザーズコーチング|ペアレンツコーチングのプログラムが大変おすすめです。私もこのプログラムの思考術を使って、日々の子育ての中で、自分のロジカルシンキング力のトレーニングをしております!

何となく〜で子育てしていると、「良かれと思って幼少期に好きでもない野菜を食べさせて、野菜嫌いになってしまい、大人になって自立してから野菜を全然食べずに大病を患う」・・なんてことにもつながりかねません。

「これってそもそも何のためにやるんだっけ?」という目標確認の思考習慣は、実は親の方にも必要だなと感じました。

自分が「当たり前」と思っていることは、深くその理由を考えずに子供にやらせてしまいがちかもしれませんが、それは「野菜好きにしたいのに、野菜嫌いを作っている」という事態に陥るリスクがあると思います。

子供は年齢に応じて、だんだんと自分で自分の人生を選択していくと思いますが、そのためにも、「自己決定力」を養っておくことは、今、休校期間中に親子の関係性を悪化させてまで教科学習を無理やりやらせることよりも、よっぽど意義があるような気がします!

ただ、受験を控えたお子様をお持ちのご家庭は、そんなことも言っていられないとは思います。それでも、1日の中のどこかで、「条件フリーで自己決定していい時間」を作ってあげてもいいかもしれませんね。きっと良い息抜きになると思います。(※そのような息抜きタイムとしての自己決定行動は、目標設定・振り返りはなくていいかもっすね。)

 

ABOUT ME
森田 亜矢子
子育てマーケター/マザーズティーチャー/TCS認定コーチ/企画ディレクター/ラーニングファシリテーター/2児のママ
\子育てを通じて自分をアップデート/

ぱぱままSTARTUPは、子育てを通じてパパ・ママの自己変革&自己成長をサポートするメディアです。

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