「保護者へ丸投げ型・時間割ベースド自宅学習」(森田ネーミング)に嫌気がさしている保護者の方の悲鳴が聞こえてきています。
都内の公立小学校の多くが5/11(月)から始めた字のごとくのこちらの取り組み。
withコロナ&withコドモで在宅ワークの「ただでさえ負荷が高まっている保護者」の息の根を止める可能性が高いと思い、開始後3日目に、小学校へ直談判に行ってきた顛末をご報告いたします〜!
「保護者へ丸投げ型・時間割ベースド自宅学習」とは
コトの発端は、休校期間が5/31まで延長された都内公立小学校で5/11(月)から始まった、自宅学習でやってほしい課題と取り組み方のガイドラインとなる時間割が配られたこと。
その時間割をみて、おそらく99.9%の保護者が
と違和感を感じたのは、新小1の子供自身に向けてのメッセージではなく、完全に保護者に向けて作られた時間割と課題表だったからなんですっ!!
原本(およびそれに対する私のコメント)はこちらっ!!!

保育園・幼稚園のような集団生活の中ならいざしれず、4月からの1ヶ月間、学校からはなしのつぶてで、乱れに乱れきった生活リズムで過ごしているお勉強未体験の新小1に、30分刻みで「国語」「算数」「生活」の課題をやらせることができる親がいたら、本当にその秘訣を教えてほしいですっ!!!
(ってか、そんな人いる???)
この時間割をもらった瞬間に、「え?」と思ったのですが、「何事も、文句を言う前にまずやってみよう」というポジティブ精神でとりあえずやってみることにしたのですが。。
開始2日目で、娘から・・
との発言が飛び出し、「ターイムアウトっ!!」です。(^^;)
一旦、、やめよう。立ち止まって考えよう。
保護者が子供に勉強を教えようとすることほど、親子関係を悪化させるものはない
娘の主張はごもっとも。
- ひらがなの「あ」をなぞること
- 大人が読んでも意味不明の難解な日本語(マジで嫌がらせ?と思うような分かりにくさ)で書かれたシーン設定を読み解いての数の計算をさせられること
- 子供の気分が乗っておらず「今じゃない」と思っているのに縄跳びを強制されること
GWまで自由にのびのび過ごしていた子供にとって、これらは心の底から「意味不明」なことだと思います。
早速、Google画像検索してみました。
これか。。タイ語。😆
(出典:Wikipedia)
そもそも、こちらのブログ(おうち学習で「自己決定力」を重視すべき理由)でも書きましたが、「親が自分の子供に勉強を教えようとすることほど、親子関係を悪化させるものはない」というのが多くのご家庭のセオリーだと思うのです。
「とりあえずやってみよう」の精神でやってはみたものの、僅か2日で子供は勉強嫌いになりかけてしまうし、親子関係も悪化するしで、このまま学校の言う通りに進めていくことに大きなリスクを感じましたよねぇ・・・。
小学一年生って、生涯にわたって続いていくであろう「学び」の本格的な入り口だと思います。
そのとても重要な入り口で、ファーストインプレッションが「勉強=嫌なことを強制されること → 嫌い!避けたい」という印象を与えて良いのだろうか?(いや、いい訳がない!)
「小学生」になれてないコロナ元年の新小1問題
実は、先ほどのタイ語の例はちょっと違っていて。
いまどき、保育園でもひらがなは教えていますから、小学校入学時点で、「ひらがなが全く読めない」という子供はほとんど居ないと思います。幼稚園では当然のように書き方まで習います。
先生方としては、
何でしょうけどもね・・・。
「新小1は入学時点では、まだ”ひらがな”が読めない」を前提に、「だから保護者向けのガイダンスを出して保護者から対応してもらうしかない」と進めるのは、どうなんでしょうかね。この緊急事態下でね。。。親は家で仕事しているのにね。。
仮に、本当にひらがなが読めないとしても、youtubeで動画で伝えるって方法もあるっしょ。
学校嫌い・勉強嫌いになりかけている我が子を見ながら、学校への文句は山のように出てしまうのですが、そこでハッとしました。
と考え直しました。
「小学生」になれていないコロナ元年の新小1問題は、学校の責任ではない。
保護者から見える子供の心の内を、学校へフィードバックを(愛のあるフィードバックです)して差し上げた方が良い。
と思い立ち、届いたばかりのApple Pencilで、デジタル手書き(どっちやねん!!)のお手紙を描くべく、筆をとりました。😆
手書きの方が愛を感じるっしょ?活字だと怖いもんね。
学校に持っていったデジタル手書きお手紙はこちら
まず、表紙はこちらですね。

続きまして、、「小学生になれていない新小1問題」の核心に触れます。

そして、やんわりとした「学校への要望」へうつります。

そして、最後に「保護者へ丸投げ型・時間割ベースド自宅学習」に対して保護者が感じている課題点の紙(最初に掲載した画像)を渡しました。
コミュニケーションは「自分の立ち位置」と「順序」が大事です!!
私はコーチング講師もしておりまして「コミュニケーションのプロ」でもあるのですが、自分の伝えたいことを、なるべくその温度感を損なわずに相手の心に届けるためには、「自分の立ち位置」と「話の順序」が極めて大事なんです!!
- 自分の立ち位置
=相手と向かい合う(つまり、敵対)ではなく、相手と同じ方向を向く(つまり、お互いの共通ゴールとなるものを言語化して共有する)分かります?↑この感覚。伝わったかな・・? - 話しの順序
自分から何か要求したいことがある場合は、必ず、要求を伝える前に、相手の何かに対して敬意を払いそれを承認するメッセージを伝える↑これによって相手の受け取り方は180度変わります。(本当に)
このルールを守りつつ、
このモードでいけば、話を聞いてくれない先生はいないと思います。
先生は、困っている人の力になり助けたい人たちですから!!!(本当にそうだと思います。いつもありがとうございます)
デジタル手書きお手紙の効果は?学校の反応はどうだったの?
結論から言うと、とてもうまくいきました!(祝)
当日は、我が子の担任ではない他のクラスの受け持つ1年生担任がお話を聞いてくれました。(うちの担任は学校全体が週1出勤の自粛モードの中で、たまたま出勤日でなかったため)
所詮、保護者なんて大人って言っても教育のプロではない!ということを痛感すると同時に、学校の先生方は本当にプロフェッショナルでいらっしゃるんだなと、改めて実感いたしました。
というか、私もその質問に、今この場で良い回答ができません・・。そういうそもそも論って今まで考えたことがなかったと気づきました。。
すぐ校長先生にも伝えて、何か対策を考えてみます!!
という流れになりました!!!やった!望んだ通りの展開。
とは言え、先生方も試行錯誤、暗中模索の真っ只中にいらっしゃるので、すぐに劇的な変化に繋がるかどうかは未知数です。
ただ、おかしいと感じたことは、先生・学校にも愛のあるフィードバックの形で届けることは非常に重要だと感じます。
↑の顛末や、「小学生」になれていないコロナ元年の新小1問題は、学校の方でもはっきりと認識できていなかったんで。
<シェア大歓迎>
ビジュアルコミュニケーションは、言葉よりも伝わりやすいんです。
なので、
私の「デジタル手書きお手紙」の画像や、学校・先生との対話の流れは、ご自由にパクっていただいて大丈夫です!!
→画像は右クリックでコピーして使ってください
→「右クリックコピーがうまくできないわ」と言う方は、better.madre@gmail.comまでご連絡をいただけましたら、メールで画像データをお送りいたします!
みんなで一緒に、「小学生」になれていないコロナ元年の新小1問題を乗り越えていきましょう!
むしろ、
という展開を目指しましょー!!!(^0^)
本日も、ぱぱままSTARTUP(パパママ スタートアップ)のブログを最後までお読みくださってありがとうございました〜!!!
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